http://www.asahi.com/articles/ASGBP51MKGBPUTIL023.html - 2014年10月24日 22:22 - ウェブ魚拓
抱っこひも安全性、メーカーに改善提言へ 都が具体案:朝日新聞デジタル
こちらのニュース、何日か前から報道されています。
私も抱っこひもを使っていましたが、これは全て自己責任だと思っています。
私が使っていたのは3社。
一つは、アップリカの横抱きタイプ。
人から借りて一時期使っていましたが、子供の成長が早すぎて、本当に短期間しか使えませんでした。
ただ、作りの良さはすばらしく、扱いやすかった反面、横抱きというふしぎな状態で、とても気を遣いました。
二つ目は、メーカーは忘れましたが、非常に簡素な抱っこひもです。
こちらは、どちらかといえばおんぶひもに使いやすいタイプでしたが、おしりが浅いために上から落ちる心配がありました。とはいえ、抱っこ、おんぶするたびに位置を確認していたため、落下などは起きませんでした。
そして三つ目。今は常識かどうか分かりませんが、エルゴです。
当時、『これしかない!』ってくらいはやってました。今もはやってるのかなぁ…。
肩紐の厚さ、幅の広さ、そして腰回りの分厚さと幅広さ、そしてガッチリ感。抱っこしていて本当に楽でした。
ただ、エルゴでも横から落ちそうとか、背中の当て布、フードを入れるポケット当たりがずれてしまったこともあります。
しかし、装着している大人が気を遣っていれば、そこはキチンと修正します。
子供が2時間おきに授乳中で、睡眠不足満点のフラフラの時であろうと、私はそこだけは守っていました。
結局は、使い方次第、使い手次第だと思います。
危険だから改善を促すと言っても、筋違いだと思います。
自動車を例を挙げるなら、こんなところでしょうか。
抱っこひも
抱っこひも | → | 自動車 |
---|---|---|
前傾姿勢で子供が上から落下 | → | シートベルトをせずに衝突し、フロントガラスから飛び出す 対策:シートベルトをする |
横の隙間から落下 | → | ドアを開けたまま発進し、車から転落 対策:ドアを閉める |
動いていると自然と布がずれて転落 | → | ATのクリープ現象でブレーキを離してしまい車が激突 対策:ブレーキを踏む |
こうやって自動車事故と比べると、不注意でしかないことが分かっていただけるのではないでしょうか。
何事もそうですが、道具はあくまで補助として使用するものです。
- 包丁を落とせばケガをする。
- キャスター付きのOAチェアで電球を交換すれば滑って転落する。
気をつければ、本来の使い方を守っていれば、事故は起きません。
刃物が危ないから切れなくしましょう、ではないんです。事故が起きないように使いましょう、です。
まずは利用者に、利用方法の確認の徹底を呼びかけるべきではないでしょうか。
メーカーに提言するのもいいのですが、私には不注意にしか見えてならないのです…。