【12月17日】コカコーラ、自動販売機2℃高いエネルギーはどれくらい?
2015年、今年は2℃熱い自動販売機での販売をしているそうです。
では、早速、どれくらいのエネルギーを使っているか、単純計算してみましょう。
条件
- ジョージア180g(缶は除く)の水部分のみ
- 比熱は水扱い
- 冬場、おおむね10月~3月の売上本数を想定する。できるだけ。
ということで、条件を探します。
問題は、販売本数。
全く見つからない、販売本数。
入れ替えのペースもありますが、余分なエネルギーを計算するだけなので、その点は単純化です。
かなり古いですが、1億5千万ケース、としましょう。
http://www.drink-shop.jp/drink-q&a-vender.htm
このうち、70%が自動販売機だとすると、1億5千万ケース×24本×0.7=25.2億本。
水は、4.217J/g・K
つまり、1gの水を1℃熱くするときに4.217Jのエネルギーが必要ということです。
結構な桁数になりそうです…。
計算しよう。
4.217(J/g・K)×180×2(K)×(25億本)=37953(億J)
おおざっぱにすると、4万億(J)ですw
10000で1万=10^4。
100000000で1億=10^8。
合計で、10^12です。
つまり、4×10^12(J)です。
発電量に変換しよう
発電所の発電能力は、Wが使われます。なので、JとWを変換します。
J=W・hなので、上のリンクで変換できます。
4万(J)を入力すると、11Whが出てきます。
これに億が付きますから、11億Whです。
億は10^8。1.1×10億にすれば、1.1TWhです。面倒なので、1TWhにしましょう。
発電所の能力は?
例えば、2015年12月現在で稼働中の鹿児島県川内原発(せんだいげんぱつ)1号機、2号機を例にとります。
2つとも89万kW…計算しづらいので、100万kWにしますw
100万kwの発電所が1TWhを発電するのに何時間かかるでしょう?
1TWhは、kWに変換すると、桁3つダウン…。1GkWh。
10^9kWhです。10億kWhということですね。
ということは、1億を100万で割ると、桁2つ。100時間です。
発電所1基で100時間余分なフル稼働をすれば、コカコーラ=ジョージアの温度は2度上がる、ということになります。
補足
これはあくまで概算ですし、夏場の本数も含めていますが、おおざっぱにいうと、
コカコーラのジョージアのために、発電所1基がフル稼働で2,3日発電しています、ということです。
これを無駄と思うか、思わないかは、あなた次第です。
bokeboke