性格が豹変した上司
以前、とある定年間近の上司がいたんですね。とってもフレンドリーで、仕事なんて最小限のことやって、のんびりやればいいんだよって気楽な感じな。
で、あるときに病気で倒れたんです。
そしたら外出禁止になったんです。事務所でずっと働くようにって。
そしたら、その上司が豹変したんです。
- あそこの客に行ける。
- 客にもっと圧力かけなきゃ。
- あれは聞いたか?
- あれは持って行ったか?
- なんで値引きする?
- なんで値上げしない?
と、とにかく顧客から金をもらうようにプッシュしろと言い続けるようになりました。
原因は?
時間があまります。やることがないので、他人 =部下に目が配れるようになります。部下は自分よりも仕事ができないので、それを指摘するようになります。
対する部下は、限られた時間の中でフル稼働。最小限のことをかたづけることで精一杯です。
病気で仕事ができなくなった上司に限らず、普通の上司も同じだと思います。
- 通常の現場の仕事でなく、管理者として仕事。
- お客様にあれこれ言われて時間に追われることがなくなる。
- 時間が余る
- でも、仕事はあまりないので暇。
- 家に帰っても、家族からうざがられる。家に居場所がない。
- 会社から出ても、趣味がないのでやることがない。
- 家に帰らないし、趣味でどこかに行こうとも思わないから、居場所が会社だけ。
- 会社に夜遅くまで居るしかない。
- やることがないし、上からのストレスを発散するために部下をいびり始める。
という、いくつかの要因から、部下をいびり始めるんじゃないでしょうか。
上司のあるべき姿
- 趣味を持って、進んで会社を早く出る。
- 家族を大切に思い、家族からも必要にされ、早く帰宅する。
この2つを実行するだけで、仕事の為のアンテナを張ること、新しい情報で仕事の糧になる、部下に定時退社を勧められる、リフレッシュして仕事にも好影響、といいことづくめです。
本当は会社が進んでやるべき事ですが、残念ながら今の日本はそうじゃないです。
いっそのこと、残業代ゼロ法案じゃなくて、残業ゼロ法案のほうがいいんじゃないでしょうか?
bokeboke