たぶん、こういう考え方は専門家の中にあっても、わたしのような、のほほぉ~んと暮らしている人にはないと思います。習わないし、考えもしません。
ここから書くことは、あくまでも個人的な妄想です。
時間縛りの時給
パート、アルバイト、正社員がその代表ですが、時間を縛ることに対する支払額のことです。
パート、アルバイトなどは、仕事があっても無くても、所定された場所にいればいた時間分の給料がもらえます。
正社員も同じようなもので、ある程度のことをやっていれば、月給=通常の給料がもらえます。残業も同じ意味です。
能力縛りの労務単価
考え方が微妙になると思いますが、いわゆる【歩合制】のつもりです。
ちょっと違うかもしれませんが、年俸制の管理職やスポーツ選手は、その結果によって給料が上下します。もちろん、基本給は決まっているかもしれませんが。
また、自営業もこれです。短時間でお金を集めればそれはそれ。寝ずに働いてもお金を集められなければその能力分しかもらえない。
最低賃金の考え方が間違っていると思う点
最低賃金の定義はこちらです。
労働内容にかかわらず、最低限、この金額を払いなさい、というシステムです。
先日、最低賃金を1500円にしろ、という運動があったそうです。現在の最低賃金が800円ほどですから、今の2倍くらいにしろ、と言うお話です。
もし、これを本当にやった場合、今の賃金が時給1500円未満の人は儲かりますが、それ以上の人には給料としての影響はないでしょう。むしろ、下がる傾向になるんじゃないでしょうか。安い賃金で働いている人にたくさん払う分、ボーナスをカットしたり、給料をカットしたり。
もし、他の人の給料をカットしない、他のコストもカットできないとなれば、商品の価格がアップします。物価上昇で生活は苦しくなり、結局はどこかでバランスがとられることになるでしょう。時給1500円のレベルで苦しさに差が出るのか、それ以上で出てくるのか。
本来は歩合制がベスト。でも、度を超え始める。
今、日本のほとんどが歩合制じゃないのは、高度成長期に抜け駆けを許さずに皆で儲けよう!という、持ちつ持たれつの関係があったからじゃないでしょうか。
だからといって、全部が歩合制だと絶対に暴走します。アルバイトの中でも、いるだけでいい人には時給100円でいいよ、なんてことも発生するでしょう。
だからこそ、時給で決めていい職種(アルバイトや、基本的にはそこにいることがメインの人)と、それなりの労働力を時間で縛る職種(今のサラリーマンの中でもそれなりに能力がある人)と、完全な歩合制の職種を分けて、システム作りをしてはどうでしょう。
今の中途半端な時間縛り+最低賃金制度だと、日本の一億層中流(でも実質労働階級)から、一部大金持ち+一億総労働階級への格差社会はますます進んでしまうんじゃないでしょうか。
頭がいい人、もっと良いシステムを考えてください。よろしくお願いします。
bokeboke