よく船に乗るので、船酔い防止方法をメモします。車でも同じ対応が可能です。
遠くを見る
基本です。
船酔いのメカニズムは、簡単に書くと
- 見えている風景がレベル3で揺れている
- 三半規管がレベル1で揺れている
- 1と2が合致しない
というものだそうです。
近く、例えば船のテレビ、携帯電話、本、人の顔、室内の壁を見た場合、地球の上にいる場合の揺れよりも大きな揺れが目に入ります。
これを軽減するために、遠くを見ます。できる限り遠くがおすすめです。空、山、海。人に話しかけられても、見るのは景色。酔うからゴメン!と断って、外を見ましょう。
寝る=目を閉じる
寝れば、目に光が入らないし、三半規管もお休み。1と2の情報の食い違いは発生しません。
寝られない場合は、目を閉じます。目を閉じると目からは揺れの情報が発生しません。なので、酔いは発生しません。経験上でも、酔いの悪化をストップできます。
メガネをはずす
目が悪い人は、メガネを外します。メガネを外すと、風景がぼやけます。ボケると目に入る情報が曖昧になって、揺れの情報が減ります。三半規管との揺れの情報のずれが甘くなるのか、経験上、酔わなくなります。
前の日にはよく寝る(睡眠不足は避ける)
睡眠不足だと、すぐに酔います。体調が悪い前提からのスタートからなのか、情報のずれに弱くなるのか分からないんですけど、とにかく酔いやすくなります。前日は早く寝て、朝は気持ちよく起きましょう。
合わせ技
上の方法を組み合わせると、酔いはほぼ発生しません。絶対とは言い切れません。でも、薬を使って酔わないつもりで乗り込むと、酔わないことが多いです。
最終手段は、薬、ですが…。
薬は、簡単に言ってしまうと、経験上、ただの睡眠薬です。あくまで経験上ですが、神経をオフにして、目と三半規管の情報のズレを感じさせなくするものです。なので、がんばって目を開けておこうとしても、神経をオフにしようとしてるからなのか意識朦朧の中で過ごすことになって、そこから行動しようとすると、とても危険です。釣りもそうですが、途中で眠くなってしまって、気づかないうちに寝てしまうかもしれません.
なので、船、車の運転は危険です。とはいっても、運転手って酔わないですよね。なので、酔い止め薬を飲むのは同乗者です。
運転手は酔いにくいですが、事前に揺れを感知すること、遠くを見ていること、ハンドルを握って体が揺れにくくなっていることなど、色んな理由で目に入る揺れと三半規管の揺れが軽減されます。なので、酔いにくいんだと思います。
船酔い、車酔いは地獄です。何かをしなければならない場合は、吐いちゃった方が早いかもしれませんが、吐いても落ち着かないことがあります。ご注意を。
そうそう。万が一に備えて、水分とエチケット袋をお忘れ無く。
bokeboke