CDの特典は滅亡してほしいです。
CDに特典を付けて、同じCDを何枚も買わせる営業戦略について考えてみます。わたしは一般人で、音楽業界については何も知りません。
売り手(歌手やバンド)の都合
売りたい側の都合は、重要性ご高い順に順番に、
- 売り上げ枚数(オリコンなどのランキングや記録が今後につながる)
- 売り上げランキング
知名度が上がればテレビ、ラジオで取り上げられて宣伝効果。さらなる販売が見込めるわけですね。
買い手(ファン)の都合
- CDを早く手に入れて聞きたい
- オマケも欲しい
倫理観
CDのセット販売もそれと同じで、同じCDを何枚もいらないんです。
もちろん、
- 聴く用
- 観賞用
- 保管用
って人もいるけど、そういう大ファンの人は3枚買ってください。
特典
例えば、あるアルバムが発売されます。
- CD+特典A
- CD+特典B
- CD+特典C
これが発売されると、ファンは同じCDを3枚買わされることになります。そして、特典が3種類。
もちろん、これに聴く用、観賞用、保管用をかければ9枚売れます。
でも、歌手やバンドの価値ってそこなんでしょうか?
わたしの想う、歌手の価値
歌手の価値のはかり方は、売り上げ枚数じゃなくて売上金額だと思います。
ファンは少しくらい高くても買います。
一見さんはレンタルやダウンロードから始まる?
もし、自信があるアルバムなら、1枚1万円で売ればいいし、一見さんの買う枚数が少なくても、ファンは手堅く買ってくれます。
いまの特典ありの売り方で
- CD+特典A 5000円
- CD+特典B 5000円
- CD+特典C 5000円
でCD6枚で15000円を見込むなら、
- CD 6000円
- 特典A 3000円
- 特典B 3000円
- 特典C 3000円
でCD4種類の15000円で売ってくれた方が、ファンには優しいです。パッケージは全部一緒でいいから。
4種類だから、聴く用…だと12枚。場合によってはもっと売れるかも?なんて。
さいごに
枚数至上主義はそろそろやめて、売上金額で勝負してほしいですね。枚数×単価だから、値段の付け方が勝負の鍵を握る…。高すぎると一見さんは買わない。安ければ売れるけど金額につながらない。
音楽は特に音だけ売ってるから、コピーもし放題だし、軽く見られがちですよね。
いっそのこと、値段をリアルタイムに変えてオンライン販売のみにするとか。法律で無理なら改正して。
音楽の本当の実力が試されますよね。もうゴールデンボンバーが実力を見せつけてくれましたけど。
いまの音楽業界の商売のイメージって、農業みたいに保護されまくり政策に見えますし、そろそろ解放して実力勝負を見てみたいです。
ちなみに、わたしはどんなに特典が欲しくても、メインのCDが1枚になるようにしか買いません。
歌手に、内容に価値があれば、特典も聴きたいでしょ?うん、聴きたい。
でも、いらないんです。メインのCDを追加で2枚は。
いらないなら捨てればいいでしょ?捨てるのも忍びないし、ムダにプレスされるのって虚しくないですか?いらないのに作らされて、聞かれないのにタンスの肥やし。
そういうのを、無理、ムダ、ムラって言います。
1対1の商売なら、まずやりませんよね。こんな取引。限定は分かるけど、余計な物まで買わせる商売な。
でも、価値ある物に金額アップは交渉の余地がありますよね。普段の取引なら。
倫理観を失った大企業の販売方法、ぜひ改善してほしいです。
bokeboke