2017年9月5日発売のヤングマガジン。
しげの先生の新たなる公道最速伝説が始まりました。
その名は、【MFゴースト】
1話ではなんの略かは明らかにされていません。
M:モータースポーツ的な意味?マウンテン?
F:ファイトするってことかな?ファイナル?
G:ゴースト、ゴールド、ゴールなど
でしょうか?
あと、
Make Fujiwara Gost(藤原拓海の亡霊を作る)
とか?
内燃機関(ガソリン車、ディーゼル車)による自動車がなくなって、EV、FCVのみの世の中になり、レースでのみ内燃機関による自動車が走る世の中になった近未来のお話です。
わたしもこのブログに賛成で、202X年じゃなくて、204X年の方がリアリティがあっておもしろかったのに、と思いました。もちろん、204X年だと2017年に現行の車がまだ残っているのか?最後の内燃機関車なのか?と言われると整合性がとれない可能性があります。でも、それでも内燃機関車がなくなるのは2040年以降なのは現実的に見えていることなので、妥協して頑張って挑戦して欲しかった点です。
問題のグリップウェイトレシオ(グリップウエイトレシオ?)
わたし自身、こういう【数少ない物理法則で仕様を縛る】ということには大賛成です。実際のレースのルールもこうだったらいいな~っていつも思っています。
さて、実際の車とタイヤサイズ(今回はタイヤの種類については除きます)、どれくらいの性能差があるのでしょうか。
2017年9月現在販売されている軽自動車、普通自動車、スポーツカーやレースカー寸前の車で、タイヤ幅をグリップとして計算してみましょう。
なお、2017年9月時点で主要諸元表に書かれている数字を使用します。特別仕様、オプション等による太いタイヤなどは含みません。重量はここに書かれている車両重量とします。
また、今回のこの記事では、グリップウェイトレシオを以下のとおりとします。
グリップウェイトレシオ=車両重量÷(前輪幅×2+後輪幅×2)
ちなみに、4輪自動車の場合、タイヤサイズは185、255など、最後に5が付きます。バイク用タイヤには0が付きます。
例えば、前後4本が全部205mmの場合、205×4=1020mm。
車両重量が1020kgの場合、グリップウェイトレシオ=1になります。
これを、パワーウェイトレシオ1とします。
ところが、これを計算して気づいたことがあります。
軽自動車とポルシェが同等のコーナリング性能に、GT-Rは軽自動車よりコーナリング性能が低いことに。
これじゃダメじゃん!
ってことで、幅の2乗したものも計算することにしました。
接地面の幅×前後方向の長さを簡易的に幅と同じとして正方形って考えます。
数字が1に近くなるように、最後に100をかけました。
グリップウェイトレシオ=車両重量÷(前輪幅^2+後輪幅^2)×100
これをグリップウェイトレシオ2とします。
ちなみに、パワーウェイトレシオは5未満だとかなり速いレベル。
2未満だと死ぬほど速いレベル。
と言われています(私の見聞の範囲です)。
なので、5~4をスポーツカー、4~3をすごいスポーツカー、3~2をレースカー、2未満を論外ってことにしてはどうでしょう?(冗談の一例です。)
ダイハツ コペン
車両重量 850kg
タイヤサイズ 165/50R16
馬力 64
トルク 9.4
グリップウェイトレシオ1(以下、GWR1)=850÷(165×4)≓1.288
グリップウェイトレシオ2(以下、GWR2)≓1.561
ホンダ S660
車両重量 830kg
前 165/55R15
後 195/45R16
馬力 64
トルク 10.6
GWR1 1.153
GWR2 1.272
マツダ ロードスター(S Special Package)
車両重量 1010kg
195/50R16
馬力 131
トルク 15.3
GWR1 1.295
GWR2 1.328
86(BRZ) 今回は86 GT 6MTとします
車両重量 1240kg
215/45R17
馬力 207
トルク 21.6
GWR1 1.442
GWR2 1.341
日産 フェアレディZ/NISMO(併記)
車両重量 1520kg / 1550kg
225/50R18 / 245/40R19
245/45R18 / 285/35R19
馬力 336/355
トルク 37.2/38.1
GWR1 1.617 / 1.462
GWR2 1.374 / 1.097
ホンダ シビック TYPE R(ガソリン46リットルしか入りませんw)
車両重量 1390kg(イメージより重い)
245/30ZR20
馬力 320
トルク 40.8
GWR1 1.418
GWR2 1.158
スバル WRX STI(今回はSTIとします)
車両重量 1490kg
245/40R18
馬力 308
トルク 43.0
GWR1 1.520
GWR2 1.241
ホンダ NSX(パワー、トルクはエンジンのみ)
車両重量 1800kg
前 245/35ZR19
後 305/30ZR20
馬力 507
トルク 56.1
GWR1 1.630
GWR2 1.203
日産 GT-R/NISMO(併記します)
車両重量 1760kg / 1740kg
前 255/40ZRF20
後 285/35ZRF20
馬力 570 / 600
トルク 65.0 / 66.5
GWR1 1.630 / 1.611
GWR2 1.203 / 1.190
レクサス LF-A
車両重量 1480kg
前 265/35ZR20
後 305/30ZR20
馬力 560
トルク 48.9
GWR1 1.298
GWR2 0.907
ポルシェ 911 カレラS
車両重量 1460kg
前 245/35ZR20
後 305/30ZR20
馬力 420
トルク 51.0
GWR1 1.327
GWR2 0.954
ポルシェ 911 GT2 RS
車両重量 1470kg
前 265/35ZR20
後 325/30ZR21
馬力 700
トルク 76.5
GWR1 1.246
GWR2 0.836
ランボルギーニ アヴェンタドール
車両重量 1574kg
前 255/30ZR20
後 355/25ZR21
馬力 740
トルク 70.4
GWR1 1.291
GWR2 0.824
ランボルギーニ ウラカン・ペルフォマンテ
車両重量 1382kg
前 245/30R20
後 305/30R20
馬力 640
トルク 61.2
GWR1 1.256
GWR2 0.903
アウディ A8 クーペ
車両重量 1690kg
前 245/30R20
後 305/30R20
馬力 610
トルク 57.1
GWR1 1.536
GWR2 1.104
車両重量 1255kg
前 265/30 - 19
後 345/30 - 20
馬力 610
トルク 57.1
GWR1 1.536
GWR2 1.104
【2話で追加】メルセデスベンツ メルセデスAMG GT S / R
車両重量 1670 kg / 1660 kg
前 265/35R19 / 275/35R19
後 295/30R20 / 325/30R20
馬力 510
トルク 66.3
GWR1 1.491 / 1.339
GWR2 1.062 / 0.862
【3話を読んで】
フェラーリ488GTB
車両重量 1370 kg
前 245/35ZR20
後 305/30ZR20
馬力 670
トルク 77.6
GWR1 1.245
GWR2 0.895
ポルシェ 718ケイマンS
写真は無印です。
車両重量 1355 kg
前 235/40R19
後 265/40R19
馬力 350
トルク 42.9
GWR1 1.355
GWR2 1.255
数字をまとめます。
2018年4月26日 改訂3 やじきたを追加、スターティンググリッド(神15)のメーカー名の残り3つを追加しました。
2018年7月3日 改訂4 ポルシェ911カレラGTSを追加。
2018年12月8日 改訂5 ランキング4位のアルピーヌ A110ピュアを追加。
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考察
- 最強はラフェラーリ。GWR1で1.0台、GWR2でぶっちぎりの0.663。
- ただし、GWR2を1に限定すると、ラフェラーリには235~245程度の太さしかはけなくなる。
- つまり、パワーもトルクもかけられなくなり、パワーがない車と対等に戦わざるを得なくなる。
- 逆に、主人公であろう86にも同程度のサイズがはけるため、2リッターにターボを載せたり、2.4リッターターボとかハイパワー化して、300~400馬力以上にすれば、スーパーカーとも戦える可能性が出てくる。
- ちなみに、軽自動車最弱のコペンに太いタイヤを履かせるとすると、205程度まで可能。ただし、パワー・トルクが不足するのでどうにもできない。軽自動車のままなら180馬力いけるそうです(140馬力と書いてましたが、訂正します)。単純計算で最低でも240馬力ほど必要。パワー不足。
- もちろん、86にパワーがないのに太いタイヤを履いてもロスになるだけ。パワーを積んでも現実的には400馬力程度かな?と思うので、パワーウェイトレシオが3程度となって、直線で遅れをとったとしても大幅なぶっちぎられはなさそう。チューニングしたFD3Sに匹敵するんじゃないかな?と想像。
- わたしが昔乗っていたFD3S、280馬力は自主規制なのでパワーはもっと出るとしても、それ以上にGWR1で1.306、GWR2で1.064と現行大量生産国産車と比べても最小で、異常な数字。軽量ボディに極太タイヤ。当然と言えば当然なんですけどね。
- GPR2を2乗にするんじゃなくて、タイヤ幅×重量での押しつけ、という検討もありかも。
- タイヤのグリップ力だけを使い切ることを最大の目的とすることは、エネルギーの最効率利用にも繋がることを意図している?
- タイヤのグリップは、通常の摩擦だけでなく、ネバネバとか、ゴムがアスファルトの隙間にめり込むとかあるらしいけど、今回はだいたいの計算ってことで、大きな心で受け止めてください♪
- 35GT-Rが普通に走っているっぽかったから、GWR2で言えば1~1.2ぐらいでの統一を試みるルールなんじゃないかな?
- FR、FFはGWRに対してパワーウェイトレシオが高い=パワーが低め。四駆は逆でパワーが高い。当然なんですけど、ちゃんと数字に表れるんですね。
- 金持ちのためのレギュレーション!ってことなので、GWRは比較的小さめになってる?下限を1としても、86で履けるサイズは細い245程度。
- (2話を読んで追記)ポルシェ911GT2 RSの場合、カレラSより細いタイヤ、リアは305より細いタイヤになりそうだし、戦闘力が激減しそう。
- つまり、3話以降に出てくるマシンは、恐らくランボルギーニ、フェラーリ、ポルシェあたりになりそうだけど、デチューン=タイヤを細くした上で戦っている設定になっていてもおかしくないはず。
ということで、妄想計算も疲れたので、このあたりで。
リョウ・タカハシって、高橋涼介の関係者ですか?という妄想です。
【2話を読んで追記】
メルセデスAMG GTSがGWR2で1.062。GTRじゃないってことは、やはりタイヤサイズが太すぎるから採用できなかった。ということでしょうか。そして、ここでの馬力が510。
2話でゼッケン7,5=前年の7位、5位?が出てきましたけど、残るのは1~4位。
現実的に考えると、
ポルシェ
なんですけど、まさか、
ケイ・タカハシ
ツンツン頭のいけてるおじさんが出てきて、RX-7(FD3Sのハイパワーフルチューン)で出てきたり、ゼッケン0のランキング外の伝説の殿堂入りチャンピオンだったり、『なんで兄貴じゃなくて俺がこの年で走るんだよ』とか愚痴ったりしたり、『いまだにあいつ(藤原拓海)の亡霊を追いかけている』とか、マツダと提携してRX-9としてRX-VISIONを出しちゃうとか???
ちなみに、第2話での次号の予告でポルシェ12号車が出てました。失礼しました。
第4話、何が出てくるでしょう?
第4話
ポルシェ911GT3。現実的なモデル?
それでは、純正の数値です。
ポルシェ9110GT3
車両重量 1430kg
前 245/35 ZR20
後 305/30 ZR20
馬力 500
トルク 46.9
GWR1 1.300
GWR2 0.934
フェラーリに比べるとそうでもないし、ケイマンSが戦闘力高いという話からは、バランスがおかしくなります。
おそらく、デチューンされることで戦闘力が大幅に低下させられてるんじゃないかと思います。
現実的には、GWR2で1~1.1前後での調整でしょうか。
追記
近々、シビックR、アルファロメオの4C、ロータスエキシージ、追加します。
2018年4月26日 追加しました。シビックRはもう書いてました。
5月8日 86にFD3Sと同じ235-255の前後タイヤを使えば、FD同等のコーナリング性能が得られます。コーナリング性能を高めつつ、幅広なので摩耗も抑えやすい。つまり、後半に垂れにくい性能も考えられる、ってどう?
ポルシェ911、488やウラカンにはかなわないけど、近い性能で戦える、パワーないからコーナリングと脱出速度からの立ち上がりで高速能力の差を埋める、ってことでどうでしょう?
【20180806追記】
レクサスがハンニネンであることが、36/37合併号で明らかになりました。
LC500か、500h。
【20181203追記】
沢渡がアルピーヌA110ピュアという超軽量マシンと判明。頭文字Dのカプチーノにあたる?
アルピーヌA110ピュア
車両重量 1110kg
前 205/10 R18
後 235/40 R18
馬力 252
トルク 32.6
GWR1
GWR2
方向性としては、アルファ4Cに同じ。ヤジキタと同じです。
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