今、ネットでは無料アプリが当たり前で、お金を払うのはバカらしかったり、課金している人だけ、ってイメージがあります。個人的な感想ですけど。ただ、対価を払うのは当然だと思うので、私たちは対価に対する支払について、キチンと理解しないといけないなって、最近は特に思います。
この記事を書こうと思ったのは、ちょっと古い話ですが、一時ニュースになったZOZOTOWNの社長の、お客さんとのTwitterのやりとりが一番のきっかけです。
さらに、2016年11月、ヤフーニュースでこんな話題も。
引用です。
ジャーナリストの横田増生さんは言う。
「時間指定や再配達は企業側から言い出したサービスですが、利用者はその裏でドライバーたちがどれだけ大変な思いをしているのか、想像できていない。『送料無料』が当然と思う人も増え、発送する企業による宅配料金のディスカウントでドライバーの給与も下がっています」
送料無料。手数料無料。
全ては、他のお客さんが支払った料金を分割して、商品代金に上乗せしてるだけ。送料無料を当たり前だと思っている時点で、考え方が間違っていますし、ネット通販会社は送料を有料にすべきだと思いますし、消費者庁が独占禁止法に則って、送料無料の禁止を指摘するべきです。
(1) 独占禁止法第2条第9項第3号
正当な理由がないのに,商品又は役務をその供給に要する費用を著しく下回る対価で継続して供給することであつて,他の事業者の事業活動を困難にさせるおそれがあるもの
思いっきり下回ってますよね。無料なんだから。原価ゼロ未満?原価マイナスで売ってる?ということは、ネット通販がクロネコヤマトさんにお金をもらって送料無料にしてるの?となると、クロネコヤマトさんが独占禁止法違反。さらに、その原資は私たちクロネコヤマトユーザーの配達料金。そんなことはあり得ないでしょう。
とか言う前に、送料無料を何とかして下さい。役所の皆さん!
参考
参考に、パソコンソフトの料金について、自分なりの感覚を書いてみます。良かったらご覧下さい。
フリーソフト
今でも、窓の杜など色んなサイトでダウンロードできます。
フリーソフトは、あくまでプログラムを作れる人(書ける人?)が、実力試しや自分が欲しいソフトがなかったから作ってみて配ってみたソフトというイメージです。つまり、事実上のボランティアです。
シェアウェア
1995年に私が初めてパソコンを買ったときに、ソフトバンクのwindows用のフリーソフト、シェアウェアをCDに書き込んだ体験版ソフトが付いてきました。この中にはたくさんのソフトが入っていまして、欲しい人は買って下さい、というものでした。
シェアウェアは、作った人が『有料ですよ』としているソフトですが、短い期間なら、機能限定なら、という範囲内では無料でしたが、それはあくまで作者さんの好意です。
今
たいていのソフトは無料で手に入ります。製品版、として売られているソフトは機能が多すぎる上に、というか、とっても高くて買いにくくなってます。windows用のワークス、ってソフトが、Word、Excelなどの簡易版をセットにしたソフトがありました。連携もできて、WordもExcelも読み込めて編集もできて、本当に便利で、安かったんです。
私は3を使っていたと思いますけど、その後のWorksはWordとExcelを読めても、編集するとデータが完全互換じゃなくなるような不便な使用だったので、結局は使わなくなりました。3は12,800円だったので、とんでもなく安かったです。その頃のWordとExcelは14000円くらいだったかな…。1本分の値段で4本のソフトが入っているレベルだったので、本当に凄かったです。
今は、色んなオフィスソフトフリーだったり。
そして、スマホなどのアプリは無料か、激安(100円、300円)か、高い(1000円以上)か。それでも、何万円もするソフトは私が見た範囲でしかありませんが、見たことがないです。
フリーソフトは、あくまでボランティアだった昔。
今は、フリーソフトは広告で、気に入った人は課金して下さい、ですよね。
対価を支払う、の段階制?(お金を払うほどでもない、払いたくない→ちょっとなら払っても良い→払いたい→ガンガン払いたい)と言うのがあってもいいと思います。評価性です。
販売価格がちゃんとした計算の元での価格だと、売れないときには全くお金が入らなくて、ヒットしたときは大もうけ。これに対抗した考え方で、リスクを減らすために、安くたくさん売ろうとすると、本当の価値が分からないので、収入も減ります。
これだけITが育ってるのに、いまだに貧乏性な日本。いまだに情報遅れの日本。もっともっと勉強して、ITを使いこなしたいですね。
bokeboke