将棋ソフトがプロ棋士にほぼ常勝。もはや機械が人を越えた、として話題になった2017年まで。(ソフトは人が作ったから人が人をたいした、は別にして)
じゃあ、エネルギー消費量はどうなの?という疑問です。
日本の電王戦のルールから試算
Wikipediaによると、このCPUで戦ったそうです。消費電力は、65Wです。
持ち時間は1日5時間。
単純計算で50手で、自分の順番が来たら毎回1分まで使えるので、全て使いきって合計で6時間とします。
相手の時間にも考えるとして、のちほど2倍も計算します。
65W×6時間=390Wh。
カロリーにします。
1kW・h(1000Wh)=3.6 × 10の6乗J
3600000Jです。
これに0.390をかけます。
1404000J
1kJ(1000J)=0.239kcal
1404kJ×0.239=336kcal
合ってる?確認します。
335564グラムカロリー
つまり、
335.564kcal。合ってます。
仮に、対戦相手の時間も考えてるとしても、700kcalほどです。
もちろん、パソコンは他にもハードディスクなど他の部品で作られてて消費電力も別にあります。
とはいえ、電源を650W使ってる(CPUの約10倍の消費電力)としても、3356kcal。対戦相手の時間も考えてるとしても、7000kcalほど。
膨大なエネルギーを消費せずに勝ってたなんて驚きです。
久しぶりにブログを書きましたが、『どーせスゴいパソコンで1万kcalとか遣ってるんでしょ!』なんて勝手に想像してましたけど、誤りだったようです。
この計算が本当なら、電力を制限してもムダなのかもしれませんね。
bokeboke