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2017年仙台市長選挙の真実は?

 

先日の宮城県仙台市長選挙で落選した林候補者のツイッター。そして、その内容。本当に合ってるのかな?と疑問に思ったので、各データを洗い出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の市長選の結果

4年前の2013年 現職奥山市長と共産党の一騎打ち。

8年前の2009年 乱立の中、野党候補の奥山市長が当選。

12年前の2005年 梅原市長

それ以前のデータは、宮城県の仙台選挙管理委員会には保存されていませんでした。

 

調べるのは、

  1. 各年の候補者への投票数、支援する政党の各得票数の割合
  2. 年ごとの傾向
  3. 投票数
  4. 投票率

ですね。

 

1.各年の候補者への投票数、支援する政党の各得票数の割合

2.年ごとの傾向

3.投票数

4.投票率

まとめてこちら。

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各党が持っている数(約39万とした場合)、そして得票する割合は、

くらいでしょうか。似ているのが、平成21年の39万票、平成17年の34万票なので、近い21年を参考にすると、その他はおおよそ6.5万票です。

 

先のツイートで、野党16万+共産6万の「共産6万」は、現実的じゃない気がします。

平成27年仙台市議会選挙では(左が共産、右が有効投票数)、

青葉区 5,999/81,968

宮城野区 5,824/49,086

若林区 7,163/36,414

太白区 5,569.044+4,458=10027/67,208

泉区 8,150/64,394

合計 37163

ですから、多く見積もっても、共産党は4万人の得票が現実的です。変更すると、

 

 

 

考察

結果論ですけど、

と考えると、

  • 自民公明→菅原(14.9万、順当より9000多め)
  • 野党と共産党で21万→郡(16.5、4.5万を失う)
  • 浮動票4万→林(6.2、浮動票+2.2万は自民の増加9000より多い、健闘した。)・大久保(0.9)

というのは、おおよそ以前からの流れどおり、とも言えます。

 

先に引用したツイッターの「⑦投票率増加に伴って増えた票は約13万5千票」ですが、もともとそんな票は存在しません。それは、平成17年度の自民公明14万票が物語っています。考え方としては、

  1. 自民党は14万でほぼ昔のまま。+9000。
  2. 増えた13.5万は、全体的に減ったものと考えたほうが自然。平成25年度が特殊なので別物と考えるべき。
  3. 民進党など野党+共産は、16+4万=20万行きたかったが、問題あって16.5万。減ったのは3.5万。
  4. 共産6万(平成25年度市長選から)は言い過ぎ。特殊。市議選を元に考えると3.5~4万くらい。
  5. 残り、浮動票4+3.6万を、林さん6万、大久保さん1万で分け合った形。既成政党から抜けてきた6万を一手に引き受けたわけではない。

でしょう。

 

できれば、色が出やすい、党が書いてる市議選からの分析のほうがはっきりしますけど、それはまた余裕のある時にでも。

 

bokeboke