トレッドミルを走るのと、地面を走るの。
全然違いますよね。
その違いを科学的に、テキトーにメモします。
道を走るのと違いは
ということで、違いを確認します。何が違うのかって科学的=物理学として考える人ってあんまりいないんです、わたしの周りには。わたしのランニング友達もほぼいませんけど、ランナーで『トレッドミルと道路を走るのって○○が違うよね!』って人もいないんですよ。
だからこそ、自分でも覚え書きとして、一つずつ確認として記録しますね。
おおざっぱにですけど!w
トレッドミル
- 負荷は、脚を持ち上げるだけ。(前に運ぶ)
大きな違いはここだと思います。トレッドミルで発生する負荷は、もちろん地面に着地する負荷など色々あるけど、『走ってる』という意味だと足を後ろから前に持ってくる、がメインになります。もちろん、足を蹴り上げるだろ!と言われますが、後にはベルトが運んでくれるし、その勢い(『脚』の感性)で蹴り上げますから鍛えている感じではないです。現実としては、脚を回転として見る人もいるので『振り子運動で前にもってきている』とも言えます。
それ言うと道路も一緒だろ、と思うかも知れませんが、道路を走ると最大の違いがあります。 - 傾斜をつける
傾斜を付けても、上の運動は変わりません。変わるのは、『足の着地位置が高くなる』だけです。ベルトでの足の送り出しも同じ。むしろ、足は斜めに下っていくので位置エネルギーが自動で与えられるので後方に蹴り出す力は鍛えられず、足を上に持ち上げるトレーニングになる訳です。エネルギー量は平らな時より増えますからトレーニングにはなりますが、足を持ち上げるのがメインになるはずです。
道路
- 負荷1は、脚を持ち上げる(前に運ぶ)
- 負荷2は、空気抵抗
道路を走るとき、トレッドミルと本当に同じ状況と考えても、絶対に発生する空気抵抗です。風が前から吹いても後から吹いても、差し引きすれば走った分は絶対に空気抵抗の負荷がかかって、その分減速します。減速しないように走るには蹴り出さなければならないため、蹴り出すトレーニングになります。そして、足を前に出すときにも脚に負荷がかかります。前に出す練習もトレッドミルより高い負荷になります。度合いはわかんないけど。
つまり、トレッドミルは『足を持ち上げる練習』で、道路は『足を前に出し、後に蹴り出す練習』ということです。
トレッドミルで道路と同じにするには
物理的に考えれば、胴体を固定して、脚でベルトを後方に送り出すトレーニングとするべきです。風を受けながら。
更に、坂道で!ということまでやるとなると、傾斜を付けた上にベルトの負荷をリアルにしなくちゃダメですね。
普通に坂道を走るときは自分の体重が負荷(運動を位置エネルギーに変換する)になりますけど、トレッドミルだと位置エネルギーが変わらないのでベルトの負荷を上げることになります。こうなると、もはやプールの底にグリップする床と靴を準備して、水中でランニングした方がいいんじゃないかって思えてきます。
あとは、体にゴム紐を付けてトレッドミルで床を蹴り出すとか。
そんなトレーニング、存在してないですか?
そもそも
運動してない人が走るだけで、動かない(エネルギーゼロ)→動く(エネルギー発生+可動域の拡大)というすごい効果があるんですよね。
bokeboke