aikoのライブのレビューがバズってるので、便乗しますw
話題の記事はこちらです。
aikoのライブを全然aikoを知らないファンではない人間が観た感想 - オトニッチ-音楽の情報.com-
aikoのライブ【Love Like Pop.21】はエンターテイメント?
私はLove Like Pop(LLP)12から参加していますが、年々、歌やトークより周りの演出が派手になってきていることが気になっています。悪いことではないんですが、aikoの発言を聞いているとチグハグな状況なんじゃないかという気にもなっています。
プロなので、公演が儲かるようにしなければならないのは当然なんですが、言ってることとやってることの違いが気になります。ちょっとメモしてみました。
ちなみに今回、わたしはさいたまスーパーアリーナ初日に参加しました。
昔話
私が初めて参加した12のころは、たぶんですが、昔ながらのライティングだけ。つまり、スポットライトや色付きのライトがクルクル・ピカピカ、みたいな感じだったんじゃないかなって。
数が大きくなるにつれて、演出が豪華になります。
始まる直前に幕に画像を写したり、本人が影になったりから始まり、20かその前くらいから映像とレーザー的な演出と一部連携、そして21ではレーザーと動画が連携するだけでなく、ディスプレイも連動してたような。
これらは業界の標準なのか、他のアーティストのライブでも使われていたそうです(我が家のパートナー談)。
もちろん、はやりというか定番?のテープのバズーカもあります。
場合によっては、ボール、二酸化炭素、水まき?(LLRだったかなぁ…。)
つまり、バズってる記事に賛成で、エンターテイメントになってると思います。
個人的な感想
あおり映像はありなんですが、わたしが個人的に体験したいのは【aikoの歌とMC】(+バンドの皆様)です。
今回のさいたまスーパーアリーナでは、メインステージでもセンターステージでも長方形のディスプレイがたくさん吊り下げられ、上下に動き、ディスプレイ自体が斜めにもなります。落下するのが心配、と話してた方がわたしの近くに1人いらっしゃったので、そう思ってた方は多かったのかも。わたしもその一人です(心配性)。
わたしはそんな心配をせずに、メインである歌(バンドの曲)、そしておもしろいトーク、本音の真面目なトークを聞きたいんです。
つまり、あおりと観客に対する感謝のエンディングはいいけど、歌ってるときは歌やaikoの動き、バンドの動きに集中したいです(バンドを見るんじゃねーって突っ込まれそう。ちなみに、キーボードの佐藤さんの今回のラストは最高でした)。
aikoがセンターステージや花道にいるとき、スポットライトが客席に落ちて観客がまぶしがるのを楽しんでましたが、そういうのが好きです。
ライトがビカビカしすぎてると、見えないんです。ステージが。aikoを思って!見て!って言われますが、周りの映像がすごいと、そっちばかりが気になって、ちょくちょく目をはずします。
aikoの本音はどこに?
aikoの、コール&レスポンスはツールとして使う、という言葉が気になりました。元々は盛り上がらない会場を無理矢理盛り上げるためにお客さんに反応させたものだそうです。今回のライブでは、飽きてない?と、まるで飽きてるだろうから辞めようか、という感じにさえ取れてしまう感じでした。
わたしは、会場では恥ずかしくて、『aikoーー!!』とか、『好きだよー!』とか、『パンツ何色?』とか言えないです。なので、このコール&レスポンスだけは安心して愛を捧げる叫びができるんです。飽きるとかっていう次元の話じゃなく、続けてほしいんです。
aikoは今回、これをツールと呼びました。ツールと呼んだことで名物がaikoに軽く思われてるんじゃないかと心配になりました。ネットでは続けてほしい声がチラホラ見られましたし、しつこいですけど、わたしは絶対続けてほしいです。
ちなみに、飽きてない?のきっかけは、テレビ局から必ずやってほしいと言われたことからだそうです。
そんなの関係ねー!続けてほしいし、いろんなバリエーションやってほしいです。以前は、職業、年齢もやってました。aikoが飽きたのかな?全国でやりきっちゃって。
楽しい時間も終わる時が来る
楽しい時間も終わる、という、さくらももこさんの死と絡めたお話もあり。約1年前に亡くなった前のギター担当のやよっしーさんとの関係もあり。あの日のaikoは、やさぐれモードのMCの瞬間もあったように勝手ながら感じました。
観客がMCに割って入ったからだけかもですが(結婚報告した男子を一蹴)。
aikoの過去の発言
わたし個人が気にしてるaikoの言葉。
- 出産や育児など、事情があってライブに来れなかった人が、ライブに帰ってきた時に以前と同じだと安心して参加してもらえるようにしたい。
- CDと同じように歌いたい。放っておくとアレンジするので。
これが崩れるのはそれで楽しんでいます(ベストアルバム【まとめ】ではライブバージョンが正式に再録音(っていうの?)されて収録されている)が、声が出なくなったら話が変わります。歌えなくなることはここから外れることになります。根本的に話が変わってきます。
わたしは、aikoがライブでCDと同じように歌ってることを当たり前に思っていましたが、わたしのパートナーいわく、他のアーティストはだいたい違う、とのこと。実際に朝のバラエティー番組(めざまし、ZIPなど)で紹介されるライブを見ると、確かにそのとおりだと分かります(あとで大物を紹介します)。つまり、aikoの歌唱力はすごいのだと思います。あまりにも他のアーティストをライブで聞いていなくて、aikoのすごさを知りませんでした。今回、初めて実感しました。
またaikoはライブ中に、曲のキーが高すぎる不満を語ってました。昔(作った当時)の自分をこづいてやりたい、みたいなことを言ってました。それほどに歌う能力が歌、曲から外れてきているんでしょうか。そして、今回のライブでは声が出なかったり、リズムを外したり、今までにわたしが参加したライブでは見たことがないほどミスを連発。カブトムシが歌えなくなったら引退、と冗談かもしれませんが過去に発言しています。。自分の中では歌手になれていないというaikoの発言、老化により提供すべきレベルに達していないという思いなのか、今じゃないにしても(この場でのMCの前提として、今そういう話じゃない、とは発言していたのですが)、近い将来に発表があるのではと勘ぐってしまうほど。その時が来たら言う、と言ってました。だからこそ参加できるときには参加、やれるとき、会えるときにやることはやる、人生の覚悟をしなきゃいけないのかなって改めて伝えたかったのでしょうか。
ライブの最中には他のアーティストのことは思わないで、LINE来てないかな、はやらないで、という趣旨のトークもありました。わたしはバンドの方々のお遊びを見させてもらってますが、映像やザイロバンドのキラキラより、aikoとバンドの方々のキラキラ見たいです。聞きたいです。(そこは、演出が少な目のLoveLikeRockの担当?)
安室奈美恵さんの引退
エンターテイメントとしての代表は、ユーミンこと松任谷由実さんでしょうか。aiko。紅白歌合戦で泣いちゃうほどファンな歌手ですよね。
でも、2018年末か2019年年始の松任谷由実さんのライブ映像を見て、わたしは『これで歌手としてライブしてるの?』という思いでした。声が出てないし、音程も、伸びもメチャクチャ。しかし、わたしのパートナーは言います。ユーミンのライブはエンターテイメント。ユーミンはいるだけでいい。
そういうのもあるんですね…。
それとは対照的に、体が現役バリバリで引退した安室奈美恵さん(ライブDVD一回見ただけですけど汗)。
そう考えるのは考えすぎでしょうか。(絶対に考えすぎ)
歌手になりたいaiko。
歌手になりたいと時々言ってるaiko。歌手としてバリバリで身を引くのか、それとも、キーを落として【カブトムシ、あらふぉ~バージョン】とか、【ロージー(アラフィフ用)】とか、【ボーイフレンド おじさんの声】など、年齢は受け入れて曲を変えてくるのか。
といっても、今のライブが全てキー原曲のままか知りませんw
人は変わる
いろんなaikoの発言を拾いつつ書いてきましたが、20年もたてば人は変わります。ライブはできるだけ以前と同じにするといっても、
- バンド紹介の曲当てはなくなってます。
- コール&レスポンスは少なく、短くなってます。時には1回だけの男子女子そうじゃない人だけなことも。
- 演出がどんどん派手になってます。
- 観客とのやり取りが減ってる気がします(プロデューサーから制限されてる?本当は歌いたいから?)
と、変わってる部分はたくさんあるんじゃないかと思います。久しぶりに参加すれば、ちょっと違った、はあるかもしれないです。
それでも、今のaikoさんはライブをやってるし、ご本人もライブで歌いたいと言ってます。そこは変わっていませんし、aikoとバンドは変わらないです、でいいのかも。たぶん、そうですよね。
LLPに限らず、Love Like Rock=小さなライブ会場(Zeppなど)を使う、演出に大型や最新機器を使わないタイプのライブもあります。こちらは変化が少ないと思います。純粋に歌う人を見て、聞いて、自分もノッて、とにかく楽しむ感じです。
さいごに
と、事実とあいまいな記憶と妄想を並べてみました。ネットで検索する限り、2019年のaikoを心配する人はかなり少数です。杞憂であればよいですし、是非そうであってほしいです。
メタルギアの小島秀夫監督が一時消えたように、また出直しというのもありますし、選択肢はいくらでもあります。スーパースターが美濃振り方をどう考えているのかなんて、わたしのような一般人には全く分からないです。想像も外れです。とにかく、ご本人がやっていることを見て、聞いて、観客として判断するしかないです。
次回、3月のZepp東京でのライブが抽選で当たればラッキー。当たらなければ、今年やるのかな?LLR9?に参加予定です。チケットが取れるといいのですが。
それまでは、無用な妄想をしながら日々を過ごします。
aikoのブルーレイ、3月に発売です。みんなで見ましょう。
記憶違いなどあれば、ごめんなさい。
おまけ
今回のライブは、大阪→さいたま→福岡です。
大阪のセットリストのうち、1日目がさいたまの2日目、大阪の2日目がさいたまの1日目だったそうです(通行人談)。ネットで見ると、ブルーレイの収録はさいたま分で、1日目が収録の練習、2日分が入るんじゃないかってご意見。残念、わたしは写らない(TT)
追記
昔の自分にキーを下げろと言いたいということは、名曲の多くを現代版にリメイク期待?
bokeboke