雪道で車が立ち往生?ならないように、情報収集と勇気ある撤退を。
このブログにくる上位(とはいっても、数件だと思います)に、雪道、車、立ち往生、という検索結果があります。なので、自分なりの意見を書きますね。
(そういえば、以前雪道ネタを書いたでしょうか?
雪道で車が立ち往生しないための方法
車が立ち往生しないための方法は二つしかありません。
- 立ち往生しない車選び
- 立ち往生する車に巻き込まれない
原理原則だけ言えば、この二つしかありません。
立ち往生しない車選び 他
ランクルとか、パジェロとか、ジムニーという車種だと偏りすぎなので、一般的に乗れる車種をご紹介です。
ランクル、パジェロ、ジムニーなどの、背の高い車種
当然ですよね。泥沼、雪道からの脱出のための機能が付いている車種です。ただ、趣味の車という意味合いが強いので、ここではご紹介のみ。
フルタイム4WD(代表例:スバル車)
一般的な四駆は、前輪が駆動して、スリップしたときだけ後輪が駆動するシステムです。これだと、前輪がスリップすることを前提としてる問題点があります。
SUBARU : スバルのクルマづくり > テクノロジー > シンメトリカルAWD
なので、元々スリップさせない車として、スバル車などのフルタイム4WDがあります。4つのタイヤ全てに駆動がかかっているので、基本的にはアクセルで滑ることは少なくなります。とはいえ、ランクルなどとは機構が違うので、捕まってしまうと色々と問題が発生するかもしれません。タイヤも小さいですから、深みにはまるまでの時間も早いですし。
その他
基本的には、その他の車は前にも書いたとおり、前輪駆動+スリップ時に後輪に駆動力を伝えるだけなので、前輪スリップが収まれば後輪の駆動も終わり、と変化が大きく脱出も大変。その上、立ち往生となると雪に埋もれた状態からの脱出となり、恐らくデフによる空転で事実上お手上げだと思います。
最近の車は、車体を安定させるし、スリップ防止もあるし、逃げられるのかな…。
Honda | 安全への取り組み | アクティブセーフティ | VSA(車両挙動安定化制御システム)
ビークルダイナミクスコントロール(VDC) | 日産|技術開発の取り組み
【MAZDA】DSC/TCS(ダイナミックスタビリティコントロールシステム/トラクションコントロールシステム)|アクティブセーフティ技術(事故を未然に防止する)
なので、私は原始的な脱出方法をご紹介です。
脱出用の板?
久しぶりに使った、アマゾンアソシエイトw
我が家も車に積んでいます。今のところ出番はありません。しかし、安心感はあります。
スプレーチェーン
最近、よく見かけるスプレーチェーン。本当に効くらしいので、脱出時にはスコップで掘って、これをかけるといいのかもしれません。
ただ、本当に脱出する気なら、チェーンを準備しましょう。最終的には、チェーンが最強なので。
ちなみに、我が家は冬の季節はスタッドレス+脱出板のみです。スコップは雪山(スキー場)や雪国に行くときだけ積んでます。
立ち往生する車に巻き込まれない
一番面倒なのが、これです。いくら自分で気をつけても、巻き込まれれば一巻の終わりです。
主な原因はこんな感じでしょうか。
- ノーマルタイヤ
- 二輪駆動
- スタッドレスタイヤがツルツル
- トラック(それも、満載とか、チェーンなしとか)
- 腕がない
- 大雪ですれ違いができない(大型車)
- 坂道を上れない
私が知る限り、ここ最近の2件の立ち往生(北海道を除く)2件をご紹介します。うち、前に米子の件は、捕まる寸前で脱出できました。
平成23年豪雪 - Wikipedia
この年の大晦日、蒜山経由で出雲大社に行ってました。昼食を取り、東に進もうとしたところ、高速道路が止まり、一般道も雪が積もって運転しづらい状態に。
1,2時間で米子道を南下したかったのに、南下し始めたのは5時間後だったでしょうか。とんでもない雪で、一時的にはホワイトアウト寸前になっていました。
このときの立ち往生の原因は、タンクローリーの事故だそうです。
青森県道179号泊陸奥横浜停車場線 - Wikipedia
現地の方に伺った話では、 2012年2月に発生した大雪で、除雪が間に合わないせいで道が狭くなり、すれ違いできず、バックもできず、結局立ち往生になったとか。
一気に降り積もる雪はなかなか予想できませんが、ウェザーニュースや気象庁では情報を出しています。
日本海側を避ける
雪が多いと分かったら早めに移動を開始する
高速道路で移動を早める
高速道路が通行止めを始めると、一般道も渋滞し、除雪が間に合わなくなる
といったことを頭に入れて、どの道を選ぶか、予定を切り上げるか、そのまま宿泊して雪がやんだ後に別ルートを探すか、考えてドライブしましょう。
bokeboke