AIが仕事を奪うのではない。経営者奪うのだ。
AIが労働者の仕事を奪う、とささやかれて長くなりました、2023年12月。
しかし、その実は違います。
犯人は、経営者
馬や牛が多くの仕事をする。
蒸気で仕事をする。
石油で仕事をする。
電気で仕事をする。
機械が仕事をする。
パソコンが仕事をする。
色んなことで、人間以上の仕事を代わりにしてくれるようになりました。
そこから仕事を奪うのは、経営者です。
馬も、パソコンも、動かすのは人間です。人間が10人でしていた仕事を1人でできるようになった時に、人が余ります。
余った人をどう使うか?使わないか?が経営者の手腕です。
今の日本は、使わなくなっていますが、これでは本末転倒です。
本来は、パソコンで仕事が速くなっても、売り上げは変わりません。その分、多くの仕事を受けることができます。多くの仕事を受けることができるようになれば、売り上げが上がるはずですが、日本ではなぜか、単価が下がり、売り上げが変わらないパターンが多くあります。
売り上げが同じ→人があふれる→パソコンに使ったお金を差し引いた給料を、仕事をしなくてよくなった人に再分配
とするのが、本来の資本主義の流れです。
あふれた人たちが、減った給料をもらうだけで、何もしなくてよくなる→ほかにも仕事をして売り上げを上げる=減った給料+新しい仕事の売り上げで給料が割り増しになる
という流れが必要です。
ところが、実際は、何もしなくて良くなると、仕事をしなくてよくなるため、クビになります。その利益は、経営者に持っていかれて、従業員は今の給料が保持されます。例え、その利益を社員たちの努力でもたらしたとしても、です。ボーナスもそんなに出続けることがありません。
サラリーマンの給料が増えないのも、こういう流れがあるからです。
日本経済のボトルネックは、無能で暴力的な経営者
長時間労働を強いる違法な企業が、「ブラック企業」と言われてかなりの時間が経ちましたが、いまだに存在します。
サラリーマンに違法な労働を強いる暴力的な経営者による給料アップ阻止がボトルネックなんです。
今の時代に必要なこと
- 自動化を行ったからと言って、従業員をクビにするんじゃなく、自動化による経費を引いた後の給料を払いながら労働時間を減らし、別の仕事を生むか、そのまま別の仕事に従事してもらう(社内、社外問わず)。
- 経営者の給料ダウン
- サラリーマンの給料倍増
- 税率は、給料倍増に伴って、今の給料と変わらない率とする。500万が1000万になったとしても、1000万円の高い税率にするんじゃなく、500万円の低い税率(でないと、500万の人の税額も税率も増えるだけで、生活苦は変わらない。
- 回すお金が増えることで、実質儲かっていないが、給料アップがわずかに先行することで、消費が多めに増える可能性あり。(とはいっても、2023年12月現在、物価が上昇が大きすぎる上に、給料が増えなさすぎることで生活がひっ迫しており、貯蓄に回る可能性も十分にある)
投資をしても、マイナスになるなら手を出さないという現実主義な日本なので、まずは、世界標準の給料に合わせて、給料を2倍にすべきです。
話はそれからです。
bokeboke