iRacingをPimaxでプレイするため、おおざっぱな計算で新しいグラボを選びましたが、考え方が全く合っていませんでした。
正確な内容は分かりませんが、今回はその間違いと、選ぶべきグラボはどれか?を分かるように挑戦します。
ちなみに、わたしが使用しているのは、RTX3070Tiです。
下に書いたiRacingの負荷のうち、Pimax 5k Superの部分で90fpsが出ているギリギリの性能を基準に使っています。
実際には、メモリの量が大きいタイプや、メモリの帯域が広いタイプは、画素数が多くなればなるほど有利なはずですので、実施の性能を踏まえてはいませんので、ご了承ください。
VRの負荷-大事なお話
VRの画素数ですが、そのままの数字がその性能を表しているのですが、パソコンにかかる負荷はそれより大きなものです。
SteamVRを使用しながらPimaxを使用します。
SteamVRの設定では、Pimax 5kよりも大きな画素数が表示され、3070Tiでは32%以下でなければ90fpsを達成できません。
ですが、SteamVRでは、もっと広い、片目で3268×2792が準備されます。
100%の性能を発揮する場合、さらに広いエリアをカバーさせなければならないようです。
VRは、その特性上、広いエリアを演算させた後、画像を拡大縮小させたり、曲げたりしているそうで、その元データを作るのが、この広い解像度だそうです。つまり、元データを高解像度で作ることで、生み出されるデータがより精彩になる、ということです。
非常に残念ですが、3070Tiでは32%が限界ですが、性能が高い3090Tiなどでは、もっと広いエリアをカバーできて、きれいな映像が出てくることでしょう。
そういったことで、VRは画素数以上、一辺で1.5倍だったり、2倍だったり、とにかく大容量を処理しなければならないので、VRを甘く見ないほうが良いです。
iRacingのグラフィックの品質かfpsを落とさなければならなくなるからです。
●追記
画素数について、分かりやすい解説がツイッターでつぶやかれていたので、ご紹介です。
VR HMD 片目あたりの解像度
— またたび (@matatabi_iracer) 2022年5月30日
こうしてみるとかなり違うなー pic.twitter.com/SXZd6lTWdv
●追記ここまで
グラボの性能
分かりやすいところで、グラボの性能から紹介です。
グラボの性能は、こちらのページから数字を使わせてもらいました。
今の手持ちのグラボに対して、どれくらいの性能があるかを%表示にします。
その一覧が、こちらです。
iRacingでの負荷
あくまでも数字を並べただけですが、以下の内容で負荷を考えます。
この3つを掛け算することで、大まかな負荷ということにします。
その計算が、こちらです。
上の結果から、「例えば、これをこれにしたら?」を計算。
例えば、フルHD1画面から3画面
フルHD1画面の負荷は、187。
これが3画面になると、560。
負荷は、3倍。
いま持っているグラボの3倍の性能が必要です。
グラボが1070だった場合、対応する性能は、3080~3080Tiです。
例えば、フルHD1画面からVR
フルHD1画面の負荷は、187。
VRは、いろんな例があると思いますが、私が手持ちのPimax 5k Superの33%の片目の解像度、3268×2792を使用します。
この負荷は、1642。
負荷は、8.78倍。
グラボが1070だった場合、30XXシリーズでは能力不足です。
あくまでも、1070を使っている時にフルHD×1画面で90fpsという条件をスタート視点としています。
例えば、フルHD3画面からVR
フルHD3画面だと、560。
VRだと、1642。
負荷は、293%。
1070基準だと、3080~3080Tiです。
例えば、フルHD1画面から、4k1画面
フルHD1画面だと、187。
4k1画面だと、746。
負荷は399%。
1070基準だと、3090Tiです。
いかがだったでしょうか?
CPUの性能を無視しているので、正確ではありません。
最低限、これくらいの性能が必要になるよ、という目安になれば幸いです。
bokeboke